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2016.07.31

ツクモガミ  耳 盥 (みみだらい)

百鬼之図 .18  ツクモガミ 耳盥 (みみだらい)

原型・複製品着色  八木一文 (SPICE-Oningyohan)
Tukumo18g_3
耳盥は、お歯黒道具。口染めで、すすいだ水を吐き出しそれを受けるタライです。
毎日毎日それだけのために存在したことに、だいぶ怒っているふう。
Kyousai_ohaguro2
元絵にしたのは河鍋暁斎の画。百鬼夜行絵巻に描かれているお歯黒妖怪の場面を選んで絵師が描いたもの。絵巻では変化していない耳盥ですが、暁斎はこれも化けさせています。
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模型では、お歯黒用品を頭に足しています。
不貞腐れてばかりでは可愛げもないので、
Tukumo18e
チョウチョの模様を螺鈿風に塗ってみました。(後姿)
模型全高 30mm  全長 55mm
                        製作  Pucephalas


この模型は、ワンダーフェスティバル2016夏で展示販売させていただきました。

ツクモガミ 笙 (しょう)

百鬼之図.17  ツクモガミ 笙 (しょう)

原型・複製着色  八木一文  SPICE-Oningyohan
Tukumo17f_2
ツクモガミ 笙 (しょう) は、雅楽で使われる木管楽器の妖怪変化です。
頭に被った竹を組んだモノが、本体の笙。
これに精霊が宿り化けたものが、この妖怪。室町時代より描かれる百鬼夜行絵巻などに登場します。
Tukumo17a Tukumo17c Tukumo17e
その姿は錫杖を手にした修験者のよう。顔は天狗の様。羽も生えて、かなり頑張って変化しています。高貴な方の持ち物だったのかも。
Syou
元絵は、土佐光信「百鬼夜行絵巻」より。ほか多くの絵巻にも同様の姿で登場していて、ツクモガミでは有名人。
絵では顔を緑で着色されていますが、天狗様なので、模型は赤で顔を塗りました。
Tukumo17g Tukumo17h
頭の後ろに吹き口があります。


模型全高  90mm   全長  120mmくらい。
                    製作  Pucephalas


この模型は、ワンダーフェスティバル2016夏で展示販売させていただきました。
 

ツクモガミ  野 衾 (のぶすま)

百鬼之図.16  ツクモガミ  野 衾 (のぶすま)

原型・複製品着色  八木一文  SPICE-Oningyohan 
Tukumo16a_3
野衾とは、ムササビの呼び名で、古くには吸血し火を吹く怪獣とも怖れられていた。江戸時代には市中に現れて猫を襲って血を吸う姿が目撃され、人々を驚かせた話しあり。  浮世絵には宮本武蔵に退治される場面が描かれたものもある。
Tukumo16b Tukumo16c Tukumo16h
さて、この妖怪、百鬼夜行絵巻には描かれる事が無く、唯一、河鍋暁斎の「暁斎百鬼画談」に登場している。これは百鬼夜行絵巻をベースにして、暁斎のアレンジを加えながら描かれたもので、登場するツクモガミ達はほぼ同じ並びなのである。そのお歯黒妖怪の段に、突如出現し、左手の鏡で照らしながら舞い降りてくる。
Nobusuma    
(「暁斎百鬼画談」より) 
Tukumo16e
その正体を僕なりに推測してみるとした。
巫女姿で鏡を持つので、アメノウズメを連想させる。アマテラス大御神に遣わされて、降りてきた神様だ。
とすると、なぜムササビに変化?
Tukumo16n Tukumo16o
三種の神器から探ってみると、興味深い話しに辿り着いた。恭しく匣に納まり祀られる宝物は誰も目にする事がない。しかしこれを観た人物がいるらしいのである。
時代は室町中期。御所から剣と神璽(勾玉)が強奪される事件がおこった。剣は取り戻されたが、神璽は後南朝の手にあり奈良・吉野の奥に隠された。

ここからは、花田清輝の小説「室町小説集」に因る話しなのだが、
それを守っていた、山ムラ御前(自天王・忠義王の母)が、匣を空けて中を観たらしい。その後、勾玉は小川弘光と赤松家残党によって奪還される。

「室町小説集」の一文によると、
山ムラ御前の観たところによると、それは、ムササビの爪とニホンカモシカの脊椎骨とに穴を開け、それらのものを藤蔓でつなぎ合わせた、いとも貧弱な首飾りにすぎなかった・・・

これを作者の勝手な想像とするには難く、そんな説がどこかで語られただろうと思う。瑪瑙や翡翠の勾玉も神秘的であるが、ムササビの爪となるとより古く原始信仰が濃く現れるモノとなりはしないか。
Tukumo16j
ここでツクモガミに戻って、これをムササビの妖怪変化ではなく、勾玉の正体・ムササビの爪、つまりモノの変化。付喪神として模型を遊び、僕は面白がっているのである。

模型全高 50mm  全長 100mm くらい。
                Pucephalas


この模型は、ワンダーフェスティバル2016夏 で、展示販売させていただきました。

2016.07.26

ワンフェスに参加してきました。

今夏も、SPICE-Oningyohanのメンバーでワンダーフェスティバル2016夏に参加してきました。

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「歌川国芳の金魚づくし」 作者・泉鈴さん のテーブルと、
「ツクモガミ & DOGU」のテーブルは自分。
たくさんのお客様に観ていただき、お喋りもできて嬉しい時間です。
ツクモガミ「おなべ」「はがま」を真っ先に、新作の「のぶすま」「みみだらい」も、お客様に取り憑いていってくれました。アリガトウございます。
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「耳盥」は、だいぶ不貞腐れた顔ですが、手足が化けられていないので、暴れ出すこともないでしょう。ご安心くださいませ。
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今回は少なめの持ち込みとなったDOGUたち。冬は新作も考えちゅう。
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こちらは、「金魚づくし」 のテーブル。新作のふたつ。
手にされたお客様と、作者さんも楽しそうな顔です。
今夏もいい時間を遊ばさせていただきました。
来場くださったお客様と、ディーラーさん販売スタッフの皆様に感謝して、SPICE-Oningyohanの活動報告でした。
                     Pucephalas

2016.07.19

今週末、イベント参加します。

この週末に開催される、【ワンダーフェスティバル2016 夏】に参加させていただきます。

ワンダーフェスティバル 2016夏
開催日  7月24日(日) 10:00〜17:00
場所  千葉・幕張メッセ
ディーラー名  SPICE-Oningyohan
               (スパイス・オニンギョハン)
卓番  4-12-12
展示・販売アイテムは、
    「歌川国芳の金魚づくし」 (作者・泉鈴さん) 新作含め、種類はたくさん。賑やかな展示をぜひご覧ください。
  そして、「ツクモガミ」と「DOGU」を並べます。
  色々なカタチでお待ちしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 
                                SPICE 
新作のツクモガミは、 
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ツクモガミ 「野衾」  「笙」  「耳盥」  をご用意できました。

2016.07.12

塗装ちゅう

ツクモガミの新作「野衾」と「笙」のテストショットを完成させてみました。

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肌色と灰緑色で顔を塗ってみました。
女神さんだから、発色のよい肌色を選択して、ただいま量産中。
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「笙」は顔を赤と緑で試してみました。
百鬼夜行絵巻で描かれたものは緑色なのですが、見た目が天狗ですし、赤ら顔のほうで製作進めるとします。
              Puce

2016.07.03

ぞろぞろと

いくら妖怪といえども、勝手に増えてくれない。

手はガサガサ、ちょ〜っと臭い匂いが部屋に漂って、床には切屑が散乱して足にチクチク。そんな状況でようやく出現してくれる。
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「ツクモガミ 野衾(のぶすま)」は、7パーツ
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「ツクモガミ 耳盥(みみだらい)」は、4パーツ
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「ツクモガミ 笙(しょう)」は、7パーツに分割。
複製し終えた本日は、パーツ整形の地味ぃ〜な作業。
来週くらいには、食卓(とは名ばかり皿も並べられない状況)な場所にゾロゾロと列をなしてくれるだろう・・・と思えば、休日の贅沢な時間である昼間のお酒や、甘いモノ食べたい欲求もガマンできるさ。
冷蔵庫のなか空っぽ、レトルトカレー・・・
玉葱とピーマンがあって・・・
外へ出るか。
なんだ、
もう、7月になっている。
いきなりの夕立で・・・もう夏がきたふう?
あぁ、ビール飲みたい
                    Puce

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